YKK APW330引き違いサッシ原因不明の亀裂、サッシ交換に伴い外壁張替

8年前の新築に使用しましたYKK APW330ペアサッシが、築後数年でサッシ枠に亀裂が入りました。一度YKKさんより樹脂専門の補修職人で補修しましたが、その後また同じように亀裂が発生しました。YKKさんにも2度ほど見て頂きましたが原因不明とのこと、現在YKKの工場へそのサッシは引き取られて原因を探っているようです。

最初の亀裂が入ったときは、YKKさんでは強風により網戸がサッシ枠にぶつかって、枠に亀裂がはいったとの見解でした。サッシ網戸へストッパーを付けて動かないようにしたうえで、亀裂の入った樹脂サッシは専用の補修をして経過観察をしておりました。

ストッパーを付けて約2年後にまた、同じような亀裂が入ったので、またYKKさんに話をして対策を練っておりましたが、YKKさんでは原因不明とのことで、対応できませんでした。

当社としては、そのままにしてフェイドアウトすることが出来ませんので、YKKさんが「原因不明」対応出来ないとの結論と解釈しました。(個人的には、そのサッシロットの樹脂強度が弱かっただけではないかな?と思います)原因不明なサッシを取り付けておくことはできないので、同種類のYKK APW330の引き違いサッシは全て交換することにしました。(全て費用を当社持ちです)

何度もYKKさんとお話しをしましたが原因不明との見解ですが、北方建築研究所などへ依頼をしたらすぐに原因がわかるのではないかとも思います。。。

外壁は秋田杉なので、サッシ周りのみ外して取り替えることも出来ますが、構造的に問題がなかと思い一度全て外壁を外して点検したところ、良好であり問題ありませんでした。

この当時、YKKさんより樹脂サッシの販売量が多く表彰された時期で、沢山のYKKさんのサッシを取り付けていた時期だけに、他のサッシも問題無いか確認したところ今のところこちらの現場だけでした。

YKKさんのサッシを使用している現場で、これと似たような状況はないのでしょうか?

サッシ交換が終わったところです。

枠に亀裂が発生しているAPW330

枠に亀裂が発生しているAPW330

枠に亀裂が発生しているAPW330

過去に修理後。

枠に亀裂が発生しているAPW330

外壁の下地には、面材を張っていてタイベック、通気胴縁施工は問題ありませんでした。

張り終わったところです。

サッシと外壁には少しの隙間を空けます。普通のサイディングはコーキングを使用しますが、木製の外壁にはコーキングを使用せず雨水が入っても下へ流れるように施工します。外壁材よりも下地の施工と防水が大切になります。

外壁は新品になりましたが、お施主様にはご迷惑をおかけしました。当社として全力で対応させて頂きました。M様今後ともよろしくお願いいたします。

今回は、防腐塗料を施工して一気に濃い色へ変化させずに、経年変化を楽しむために、素地仕上としました。海がすぐ近くなので潮風に吹かれていい色に変わるのがたのしみです。

Ykkさん保証してくれないのかな〜?

僕の好きなDJ LucianoのPlayを紹介いたします。

リノベーションのヨシ

山田 良隆