2世帯対応 超寿命化リフォーム 雄和I邸03

秋田市雄和のI様宅
壁の断熱改修工事中です。
外壁はそのままに、内部からの断熱改修をグラスウール断熱材で行う場合、一番考えなけれ
ばいけない点に壁内結露の問題があります。断熱材はただ単純に壁に断熱材を詰めれば良い
っと言うわけではなく、壁構成の透湿抵抗とコストを考えた断熱、気密選択が重要となります。
下の写真の壁面に黒いシートが見えますが、20年以上前は一般的に使用されていた
壁の防水シートのアスファルトルーフィングです。
壁の壁内結露防止については、室内側から外部に向かって透湿抵抗を低くすることによって湿気を外部へ逃がすことを前提に考えますが、このアスファルトルーフィングは透湿抵抗が高く室内側の防湿気密シートとあわせると壁内結露の危険性が高くなるため
今回は、下記のような工夫を行い高性能グラスウールで施行しております。

アスファルトルーフィングを切りぬきます。

防水テープで切り抜いた部分をシッカリと止めます。

グラスウール充填後、気密シート0.2mmで防湿気密施行を行うことで完了

*この方法は、外部の外壁を何年か後に張り替えることを前提に選択しています。
 外壁を張り替えない場合はやはり、セルロースファイバーなどの調湿系断熱材の
 選択になります。