楢山O様宅 耐震改修工事

秋田市楢山のO様宅
耐震改修工事が進んでおります。

外部のシージングボードとモルタル下地を全て剥がしての改修工事です。
外壁の張り替えであれば一面を剥がしたら直ぐにその面を張ってなんてこともできますが、
耐震改修となるとそうは行きません。今回は、一階二階の全ての外壁を一度剥がし、窓の通風が
できるように開口部をつけ全面シート張りにする。

耐震改修を行うには、事前調査で小屋裏、床下空間に潜り目視で現状の筋交い位置やサイズ、壁下地の仕様、柱の位置など確認し、耐震改修計画を作成するが、どうしても目視できない部分もありその部分を確認する必要もありますが、全面を一度剥がす一番の意味は、漏水による柱などの構造材の劣化、筋交いの欠く込みなど施工状況の確認です。
外壁を開けてみるとやはり、劣化部分がありました。

この部分は下屋根端部の防水処理の不備によって、薄いが柱に流れ込み、その水分に蟻が
棲み着きこのような状況になったのでしょう。

このように、劣化した部分が後から出てくると、耐震計画が崩れてしまうため
施工工程はすごく重要となります。

耐震金物の設計計画も重要。
N値計算を行い適材適所に耐震金物を規定通りに設置していきます。