SMR照明力_光の治癒力_その1

東京デザインセンター
「照明力」というセミナーに行ってきた。
照明デザイナーの東海林弘靖さんがメイン講師を務める。
以前、東海林さんの本を読んで、一度話を聞いてみたかった。


炭坑だったグラスゴー市。この町が、青い光を町に灯して有名になったところです。
喧嘩や犯罪の多発した。その対策として、夜道の整備をした。
当初は、犯罪の減少は、青い光のおかげと思っていたが、実際は光ではなく、町を綺麗にしようとした意識が高くなり、結果的に犯罪が一万件減った。
 
この町のことを日本では、2005年の9月に報道されて、奈良県で地域安全ステーションモデルとして初めて実行に移された。
日本では、青い光は防犯に効果があると、勘違いして一斉に取り入れられた。
しかし、人身事故で有名なある駅にこの明かりを設置したところ、自殺がゼロになったそうだ。
原因はわからないが、プルキニエ現象で、明るいときと暗いときでは、見え方が違って見える。青い光は、暗いところでは遠くまで見渡せるからとか、セレトニンが分泌されるためではないかと言われている。