オーストリア・スイスパッシブハウス木造建築研修_その11_チロル地方山の上


インスブルック唯一、一軒しかないの日本食レストランよりお弁当を頂、昼食をこの景色の中で食べた。

 
この紙袋が所々に置いてあった。
一般家庭から出たゴミを引き取り、肥料として戻してくれるそうです。

 
電話ボックス。

昼食後、近くを散歩した。
外壁が木だったので近くへ行ってみました。

 
入り口が二カ所。賃貸住宅でしょう。


 
出隅のL型アングルを通常の逆に使用しているのがおもしろい。そして、外壁の通気層の為の、軒下からの通風のためのメッシュが見える。

 
小さな教会があったので、のぞいてみた。

 
チロル地方なので、チロル地方独特の100年以上前野建物が沢山残されていたが、地元の人の話では、最近はチロル独特の建物を建てると観光客が沢山やってきて見られるのが嫌なので、近代的な建物にしたいとのことでした。

 
ここには、パッシブハウスの集合住宅を見に来たのですが、居住空間は見ることが出来なく、設備室のみでした。

 
【現場メモ】
ソーラーパネルは、60? 1500?が二つのタンクがあります。
今パネルの所は、150℃なっているので蒸気になっている。気圧が高い。
熱回回収機が裏にある。
配管設備はなるべく、パイプの距離を短くしなければならない。インサーレーションが大切。
パッシブハウス研究所で発表した換気回数は,0.3回。
日本は遅れているので、いずれそのようになるでしょう。
換気回数が多いと、必ず加乾燥してしまう。
夏は、オーバーヒートが問題になっている。

 
断熱補強。

 
配管の結露防止のために保温材で保護している。
配管には、防音のための消音装置も付いている。

フィルター。

 
梁は、コンクリート製に見えるが木である。

グレーに見えるのは、コンクリートではなくわざとマッシブホルツをグレーに塗っている。木造なのに、鉄筋コンクリート造に見えるようにしている。

 
木が退色するときに、綺麗なグレー色になることがある。実際は、黒ずんでいくので木の綺麗なグレー色が好みならグレーを塗装することがおすすめ。綺麗ですよ。


 
道路からそのまま屋根に登れるような緑化屋根。

 
また、移動する。
つづく。