石油ファンヒーター使用時の二酸化炭素濃度を実測 換気をしないとどうなる?

冬の強い味方、石油ファンヒーターは、エアコンよりもパワフルで、すぐにお部屋が暖まるのが魅力です。石油を燃焼させるということは、室内で「火」を使っているのと同じことですので、空気の汚れが気になるところ。

今回は、石油ファンヒーターをつけたまま換気をしなかった場合、室内の二酸化炭素(CO2)濃度がどう変化するのか、実際に測定した結果をご覧ください。

換気なしでファンヒーターを使い続けると…

一般的な10畳の部屋で、石油ファンヒーターを使用し、CO2センサーで濃度を追跡しました。

 

【帰宅スタート時(エアコン暖房18℃設定)】

数値は、二酸化炭素濃度 447ppm 室温 17.7℃

良好な室内環境で、外気レベルと同じです。

1000-1500ppmになると、換気推奨レベルになります。

眠気、空気の淀み感。敏感な人は不快感を覚えるようです。

複雑な意思決定能力の低下が始まる可能性があるといわれます。

 

【12分後】

二酸化炭素濃度 1985ppm 室温 20.9℃

換気推奨レベルを超えました。

強い眠気、倦怠感、集中力の低下があげられます。

 

【さらに 8分後】

二酸化炭素濃度 2940ppm 室温 23.1℃

ファンヒーター点火から20分で、要注意レベルになりました。

一部の人で頭痛や心拍数の微増があるといわれます。

せっかく暖まった空気ですが、安全と健康には代えられませんので効率的な換気をおすすめします。

ファンヒーターは水分も放出しますが、換気をすると乾燥しやすくなりますので、湿度40-60%をキープするのが理想的です。

Co2センサーを導入して、数値化してみるのも確実です。

気密性が高い住宅は、隙間風が入らないよう設計されています。これは冷暖房効率が良いというメリットがある反面、汚れた空気が外に逃げにくいという性質を持っていますので、FF式ストーブ(強制給排気形)やエアコンの使用をおすすめします。