秋田市 リフォーム 外壁 気流止工事

大潟村のE様宅
外壁杉板重ね張りの工事ですが、現在は外壁を一部剥がして、土台や柱など主要な構造部分の劣化や老朽化の状況を確認しながら、あったかリフォームでは一番大事になる施工部分の気流止め施工を行なっております。
外壁を剥がして見ると、この様に天井ラインで気流止め施工が行われていません。また、桁部分まで断熱材入っていなければいけないのですが、そこにも断熱材が見当たりません。
これでは部屋が暖まりにくく、暖められた空気は上昇して小屋裏へ流れ込み、つららやすが漏れの原因となってしまいます。

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気流止めを行いながら、高性能グラスウール16K 140mmの断熱材を丁寧に充填することで、気流止めと断熱材の充填を行なっております。
この作業を土台部分、胴差部分、桁部分の4面全て行います。

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土台部分の外壁を撤去した状況。
ここも気流止めが施されていないため、断熱材の性能が100%発揮されていないのがわかります。
また、床下の冷気が壁の中に入ってしまうため、壁の中に入った冷気は、部屋の中の暖められた温度を奪いながら、徐々に温度が上昇します。
暖められた空気はどんどん上へ上へとあがり、小屋裏へ放出されてしまいます。

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拡大してみると、青線で囲んだ部分に隙間が見えます。ここから床下の冷気が壁へ侵入します。

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20年前の住宅だと、断熱材をしっかりと施工できる大工さんまたは、しっかりと施工することを意識している職人さんは、ほんとに少なかったのだと思います。この年代の住宅では断熱材が入っていない、なんてことも良くあることです。
下の青線で囲んだ部分は断熱材が入ってなかった部分、赤線で囲んでいるのは気流止めを施工する部分。

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