築30年目のメンテナンス工事
2025/11/15 カテゴリー：リフォームレポート 耐震・断熱・気密 省エネルギーリフォーム
築後約30年経過の住宅のメンテナンスリフォームです
屋根の板金を新しく葺きなおし その後太陽光パネル設置
外壁の張替 と 腐食木材交換と気密処理
腐食によるバルコニーを撤去後 木製テラスを造り直し
サッシをトリプルサッシへ交換
照明器具 LEDへの変更
キッチン配置換えと壁の撤去 システムキッチンの交換
ボイラーからエコキュウトへ交換
室内クロス張替
エアコン交換
など
工事後
工事前
こちらのタイプのバルコニーは 20年位でどこからか漏水しだして 腐食しているパターンが多いです
バルコニーを撤去して 木製のテラスを作成しました
玄関からみたところです
玄関入り口
格子がきれいで 気持ちがいいです
外壁の張替は 基本的に外壁を一度撤去した後に 張り替えした方がよろしいです
理由はサイディングの中に水がまわっていることが多いからです
サッシまわりはとくに注意が必要です
サッシまわりの 防水処理が大切なのはこのようになっているからです
出窓まわりです
今回の防風防湿シートは工藤住宅さんでタイベックシートを使用していましたので劣化が最小限でした
30年前の一般的な防風防湿シートは劣化してほとんど機能していないです（目に見えないところへの投資は大事です）
サッシまわりに完全な防水テープ処理が必要なのはこの写真出理解出来ます
サッシの交換ですが サッシ枠を新しくして コーナー部分に補強の捨てタイベックシートを張ります
↑↑↑ 誰にも評価されない 隠れてしまう仕事ですが大事です
コーナー部分に捨てタイベックシートを張ったあとに改めて大きなシートを張ります
こういう細かい目に見えない施工を重ねます
サッシを取付まえにも 誰にも評価されないですが大事な仕事をします
その結果 超気密が良い家になるのです そして雨水が入っても大丈夫な外壁下地になります
横葺の屋根は だいたいこんな感じで腐食します
折り込んだ板金の重なり内部に雨水が溜まり錆びていきます
勾配が緩いとこの位の腐食で漏水しますが 4寸以上あればこの位では漏水しませんね
そして 近年この天窓を撤去する工事が多いです
破風や唐草下地はこのように腐食しているところは交換して 新しい板金で覆います
もちろん 軒天サイディングも交換します
太陽光パネル下地
太陽光パネル設置
外壁のジョイント部分は このように雨水が入り込んで腐食していることが多いです
ここは出隅部分 家の角の部分です 隅の部分も雨水が入り込んでいることが多いので 防水補強が必要なところです
腐っている通気胴縁を外し 防水防湿シートを外し OSBボード取り外して交換しました
ボード系の断熱材はこのよに柱と柱の間にいれる仕様のものは 隙間が空きます または はじめから簡単にいれられるように隙間を空けて造っております そして そのすきまにプラスチックの隙間隠しをいれている場合が多いです このように全てのところに隙間があいているのを知っていますので 外壁を張り替える時に出来る外部から気密性能を上げるため 誰にも見えなくなり なかなか理解されない仕事をし続けていきます（笑）
と言うことで 外壁をはりかえるときは 重ね張りでは無くちゃんと外して点検して 補修して 気密防水処理をしましょう！
今まで壁のところへサッシを取付 今までサッシがついていたところを壁にしました
室内から見た壁内です 柱は120mm又は105mmです
その柱の中に60mmのウレタンボードが入っております 室内側に45mm〜60mmの空間が残ります
これを配線スペースと考えるか 壁内漏気空間とするかは 外部の気密処理で結果が違ってくるのです
こちらは大工さんが配線の通し方と気密処理について話をしているところです
左側が新築時のキッチンの排気ダクトの穴です
右側は新たにキッチンを取付るところへダクトを通すダクトを取り付けた後に気密処理をします
同時給排式の換気線を取付てキッチンを新設しました
内装仕上を新しくして 快適になりました
和室に障子がついている場合サッシを交換するときに注意が必要なのは その障子を残して高性能サッシへ交換するときにはサッシ枠の断熱補強が必要になります サッシが通常設置位置に取り付けできないので 外へ張り出した形で取付する必要があります この障子は親戚の建具職人さんが造ってくれた思い出の建具だそうです思い出の建具を残すことができてよかったです
お施主様がリフォーム後に住まれての感想をお聞きしました
現在 夜ストーブを消して眠ったあとに 朝起きてくると19℃を下回ることがないそうです
築30年の住宅ですが 断熱工事をしていないのに 外壁を張り替えたついでに気密処理をしたことと サッシ交換をしただけでこのような結果になりました 施工者としても嬉しいです
経験上 真冬でも16℃をしたまわることはないのではないかと想像されます
こちらの工事も 補助金もたっぷり200万以上の申請になりました 施工される方には現在の補助金はありがたいですね
今回の工事のご縁は 当社の工事をして頂いている職人さんからのご紹介で施工させて頂きました R様 ご紹介ありがとうございます 感謝しております
お施主様のI様 今後とも宜しくお願いいたします。
リノベーションのヨシ
今日は会社ではこちらが流れています
GORDO – BURNING MAN 2025 – LONG FENG ART CAR
特に1：50：00頃からの流れがいいですね