和室のにおいと床下のこと_その2

先月、和室のかびのニオイ
床下のカビはどうするのがいいのかというご相談をいただき、現場調査にお伺いした現場です。
冬には、押し入れの中に氷がついてしまったらしいです。
立派な和室です。床板、大引、押し入れの改修工事をしました。

床は、板張りにグラスウールをキッチリ入れられていたが、全て撤去する施工。

木食い虫に食われている大引。
見た目より多くの木が被害にあっている。全て撤去する。  

土台、間仕切りに気流止め施工をする。
土間シートを敷く。ゼオライトを敷く。

床の断熱には、撥水グラスウール断熱材を使用したかったが、今回は、フォーム3種bを使用した。
ネダレス24mmを施工して剛性を上げながら床下の気流を止める事にした。 
北側で、雄物川からの冬の風が相当強い事を想定して施工をした。
 
この時点で、施主さんから「床下の臭いが気にならなくなった」と言っていただけてうれしかった。

これは、押し入れの外壁側壁面です。
確かに、結露した跡がありました。冬期間は相当結露していたようです。
この土台と木の隙間から風が壁を通って屋根まで抜けてしまっているのです。

押し入れの床も気流止めをして断熱材を施工して防湿処理をして、桐柄のボードで仕上げをする。

外壁面側は、断熱・気流止め施工をして、室内側は気流止め処理をした。
通気層があったので、通気層を作らなくてもよかったので、ありがたかった。

通常1階の天井は断熱材を施工する必要がないのだが、今回は、現場の状況をみて天井にも必要と判断したので、断熱施工をした。
今年の冬の結果が楽しみです。