側溝のすすめ

秋田市内、お盆前に完成したリフォーム現場より。
お盆休み明け、ちょうど雨が続いたので
側溝の効き目を確認に伺いました。
バケツをひっくり返したような雨のあと。↓



この度、主に北側の水回り改修・建物の一部解体をしたお宅です。
そのリフォーム工事中、この場所に大きな水たまりができている事に
気が付いたので、側溝を設けることをご提案しました。
側溝をおすすめした理由は以下のとおりです。
1, 雨樋は積雪により壊れやすいため。
2, 屋内の土の高さが屋外よりも低いため雨水の浸入跡があったが、
 屋内床下全てに盛土をして高さを調整することが困難だったため。
3, 敷地の土質と立地条件により、水分が抜けにくいため。
*今回は通常のものより大きめの側溝を使用しました。
こちらのお宅は既存の雨水用のマスがあり、
それを利用することができました。
ただ、奥行24mに対して水を流す所が1カ所しかなく、
勾配をつけるのが少し大変でした。
撮影の日は、けっこうな雨量でしたが側溝は予想以上の効果を
発揮していました。
このように、秋田市内で築30年以上になる家では、
敷地内(家の周囲)への盛土のため、
床下に水が浸入してきている場合が多くあるように見受けられます。
雨樋を取り付けするという簡単な解決方法もありますが、
雪国では雨樋がどうしても壊れやすいため、できるだけ樋に頼らずに
雨水を排水する方法を考えておすすめしたいと思っています。
床下からの湿気が多くお部屋の湿度が高い場合、
まずは敷地の排水処理を第一に解決することが
大切な家とご家族皆さんの健康に必要なことなんですね。社員F