床の傾きを解消!和室8帖の畳をニレ無垢フロア材へ

お客様から「床が全体的に斜めになっていて気になるので、この機会に畳からフローリングへ改装したい」とのご相談をいただきました。
8帖の和室を、温かみのある無垢フローリングへと生まれ変わらせる工事です。一見、畳をフローリングに変えるだけのようですが、長く安心して暮らすためには見えない下地づくりの工夫が欠かせません。 
その工事の様子です。
 
【完成】
床をまっすぐ水平に直したことで、お部屋の出入り口にある「襖」や「障子」の高さにズレが出てしまいます。そこで、敷居を新しく取り替えたり、建具の上下を削って切り詰めたりすることで、スムーズに開け閉めできるようにぴったりと合わせました。

 
【施工前】

【着工】
解体とナナメになった床の「レベル合わせ」
まずは長年がんばってくれた畳を撤去します。

その下にある「下地板」、そして床を支えている「際根太」や「大引」といった木材をすべて一度丁寧に取り除きました。
家全体の傾きに合わせて床が斜めになっていたため、レーザー機器を使ってレベルをミリ単位でしっかりと調整していきます。

床の水平を正した状態で、新しく頑丈な際根太と大引を設置します。
ここで、床下からの冷え込みを防ぐために重要な「断熱材」を隙間なく敷き詰めます。

今回使用したのは、パラマウント硝子工業のグラスウールボードです。

この断熱材は、細かいガラスの繊維の間に空気を閉じ込めることで、高い断熱性を発揮します。冬の床下からの「底冷え」をシャットアウトし、冷暖房の効きを良くしてくれるため、年中快適で省エネなお部屋になります。

断熱材を入れたあとは、その上に厚さ24mmの「ネダレス(構造用合板)」をしっかりと敷き込みます。これで、大人が歩いても全くきしまない、頑丈で安心な床のベースが完成です!
 

高級感のある「ニレの無垢フロア材」で仕上げ
今回は「ニレ(楡)」の木を採用しました。クリアオイル施工前です。

ニレは、はっきりとした美しい木目が特徴の広葉樹です。とても硬くて頑丈なため、昔から太鼓の胴や、高級な家具の材料としても使われてきました。傷がつきにくく、落ち着いた美しい木肌が、お部屋全体を上質で温かみのある雰囲気にしてくれます。

最後の仕上げとして、木の表面にノンケミカル(化学物質を含まない自然由来のもの)のクリアオイルで仕上げました。
木の中にオイルを染み込ませることで、水分や汚れを弾く保護効果が生まれます。それだけでなく、無垢材本来の色味やツヤがぐっと引き立ち、手触りもサラサラで心地よくなります。化学物質を使っていないので、小さなお子様やペットが床に触れても安心・安全です。
左側がクリアオイル塗装後、右側が塗装前の画像です。
床の傾きがなくなり、どこを歩いてもピシッと水平で気持ちの良い空間に生まれ変わったとたいへん喜んでいただけました。
ニレの無垢床は、これから年月が経つごとに少しずつ色合いが深まり、さらに素敵な風合いへと育っていきます。裸足で歩きたくなるような、心地よいお部屋でのお時間をぜひ楽しんでいただきたいです。
 
お住まいの床の傾きや、和室から洋室へのリフォームでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
 
リフォームのヨシ